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予防接種の話 |
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予防接種は感染症に対して感染防止、発病防止、症状の軽減、病気の蔓延防止などを目的として行われています。
日本では予防接種法に基づいて乳幼児期からさまざまな予防接種を施行されていますが、海外においては任意の接種になります。
今回は、様々な予防接種の中でも日本での生活では馴染みの少ない5つの予防接種をご紹介します。
A型肝炎
A型肝炎はA型肝炎ウイルスに汚染された水や食べ物をとることによって感染します。非衛生的な地域を旅行するときの飲食、生・半生の食材は要注意です。魚介類、中でも赤貝などローカルものの二枚貝が特に要注意と言われていますので、ここシンガポールでも気をつけましょう。感染した場合、小児の場合は軽い風邪症状で終わることが多いようですが、成人の場合は数週間の潜伏期の後、発熱、下痢、全身倦怠感、食欲不振、黄疸、褐色尿などの症状がみられます。治癒には1〜2ヶ月を要します。
ワクチンの接種可能年齢は1歳以上で、接種は6ヶ月間隔で合計2回です。副反応はほとんどみられません。
B型肝炎
B型肝炎は血液、体液を介して感染します。1〜3ヶ月の潜伏期の後、A型肝炎と同様の症状がみられます。劇症化する例もまれにみられますので注意が必要です。
ワクチンの接種可能年齢は0歳以上です。シンガポールでは出生時に接種されます。接種は合計3回で、1回目と2回目の間隔は1ヵ月、2回目と3回目の間隔は5ヶ月です。間の開く3回目は忘れやすいので注意しましょう。副反応はほとんどみられません。
●肝炎ワクチンについては、渡航前に日本で接種された方も多いと思います。様々な理由でワクチン接種を日本で完了できなかった場合は、シンガポールで残りを接種してももちろんかまいません。
●A型肝炎とB型肝炎の混合ワクチンもあり、これは1歳以上が対象で、1〜15歳は合計2回接種、16歳以上は合計3回接種になります。
●予防接種で出来た抗体は数年で消失してしまうことがあります。現在も感染防御レベルの抗体があるかどうかは、健康診断などの機会に血液検査をして確認しておくとよいでしょう。
Hib(ヒブ)ワクチン
Hib(ヒブ)とはインフルエンザ菌b型の略称ですが、日本など北半球では主に冬に流行するインフルエンザとは関係ありません。
Hibに感染し重篤化すると、髄膜炎を起こすことがあります。髄膜炎を引き起こす細菌はいくつがありますが、この細菌による場合が
多いといわれます。そのため、抗体がまだできていない乳幼児期に予防接種を受けることが、危険を回避する上で大切となってきます。
1998年にWHO(世界保健機構)がHibワクチンの乳児への定期接種を推奨する声明を出したことから、現在100カ国以上の国で接種されて
います。日本でも2008年12月より任意接種が可能となりました。
Hibワクチンは不活化ワクチンで、乳幼児期(生後1.5ヶ月〜5歳)を対象に接種が可能です。シンガポールではポリオ、三種混合との
混合ワクチン(五種混合ワクチン)がよく用いられています。
※当院では単独ワクチンを使用しています。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌という細菌は身体の色々な部位に感染し、病気を引き起こします。特に2歳以下の幼児に多くみられ、中耳炎や髄膜炎、
肺炎、敗血症の原因となります。成長と共に免疫力が発達してきて病気を起こさないようになってきますが、乳児は免疫力が
未熟なため重症化しやすく、難聴や脳障害など後遺症を残したり、命に関わることもあります。
肺炎球菌ワクチンは不活化ワクチンで、生後2ヶ月から9歳までを対象に任意で接種が可能です。年齢によって接種回数が変わって
きます。 日本では現在乳幼児は認可されていません。(ただし、2歳以上で重篤な疾患からワクチン接種が必要と医師が判断した人
は除く)
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン
ヒトパピローマウイルス(HPV)とは子宮頸がんの原因の一つとなるウイルスで、性交渉によって感染し、性交渉を持つ男女の
半数以上が一生のうちいつかは感染すると言われています。ほとんどの場合は自己免疫力で治癒しますが、一部の人は継続して
感染したままになり、それが癌の原因となります。 一度感染してしまうとワクチンの効果が弱くなるので、予防接種は性交渉を
持つようになる前に受けた方がよいと考えられています。このワクチンも現在日本では認可されていません。
※シンガポールの予防接種と日本の予防接種の違いなどは「予防接種と乳児健診」のページをご覧ください。
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逆流性食道炎(胸やけ)について |
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最近,「胸焼けがする」「胸や喉に物がつかえる」「みぞおちから胸が痛い」「原因不明の咳がでる」などの自覚症状はないでしょうか。 外来では,このような訴えをもった患者様が増加しています。 これらは「逆流性食道炎」という病気の症状です。胃酸が食道へ逆流して食道粘膜の損傷,胃酸が気管へ入り込み気管の障害,喉の障害を引き起こすのです。
ではなぜこのように「逆流性食道炎」が増えたのでしょうか。この病気は食生活の変化から起きた「生活習慣病」なのです。食生活の欧米化から、脂肪分の摂取が以前に比べて増えています。脂肪を消化するためには多量の胃酸が必要であり、胃内に胃酸が多くなります。また、脂肪は胃内での消化に時間がかかり胃からの排出が遅れ,胃が拡張するので内容物が食道へ流れ込み易くなります。さらに、脂肪は食道と胃の間の関門(食道下部括約筋)の緊張を緩め胃酸の食道への逆流を容易とします。また、個人差はありますが、年齢とともに食道下部括約筋の緊張がゆるんでくることも原因となります。逆流性食道炎の診断は、一般的には内視鏡検査(胃カメラ)が行われます。
適切な食事指導と薬物療法を行えば、逆流性食道炎の治療は決して困難ではありません。具体的には、胃酸の分泌を促進する食べ物(脂肪、柑橘類や刺激物)を食べ過ぎないこと。そして、よく噛まない、早食い,大食いといった食習慣の改善も有効です。肥満やベルトを強く締めすぎたり,前屈みの姿勢を長時間とったりすると腹圧を高めるので逆流が強くなりますし、 胃からの食物の排出を妨げることにもなります。
そして、胃酸分泌抑制剤は,逆流性食道炎の症状を速やかに改善します。さらに胃内の食物の排出を促す薬を追加することもあります。
この病気は心臓病,肺疾患,喉の病気などと間違われやすく不愉快な症状が長期に渡り続くことがあります。悩まず,医師に相談しましょう。
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小児の頭部外傷 |
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元気いっぱいで走り回り、無邪気に遊ぶ子供の姿を見ることは親にとって楽しいものです。
しかし時には勢い余って転倒したり、滑り台や階段、ベッドから転落して頭を打つことがあります。
大理石やタイル張り、固いフローリング等々、シンガポールの住環境は日本と比べて小児の
頭部外傷には特別な注意が必要です。
頭を打った時、大丈夫かどうか不安で、非常にあわててしまうものです。そんな時、まずは心を
落ち着けましょう。あわてて受診する方も多いですが、たいていは心配ないことが多いようです。
特に頭を打った直後から泣いて、その後はケロッとしている場合には、まず大丈夫と言われています。
打った場所に俗にいうたんこぶが出来ることもありますが、時間の経過とともにだんだん
小さくなっていけば大きな問題はありません。
基本的に大丈夫な場合が多いのですが、次のような症状がみられた場合は急いで医師の診察を受ける
必要があります。頭蓋骨の内側に出血している場合など、外からでは分らない部分が損傷している
ときは、緊急で処置が必要な場合があるからです。
1、意識がはっきりしない。
2、ひきつけをおこす。
3、ひどい頭痛がみられ、どんどん悪化する。
4、吐気が強く、実際に嘔吐する。
5、顔色が悪く、ぼんやりしている。
6、手足の動きがおかしく、しびれたりする。
7、しゃべり方がおかしい。
8、物の見え方がおかしかったり、二重に見えたりする。
9、耳や鼻から血液や透明な液体が出てくる。
10、発熱がみられる。
このような症状は頭を打ってすぐに出る場合もありますが、数日後、まれに数週間後にみられる
場合がある点で注意が必要です。頭蓋骨のレントゲン写真や、時には頭のCTスキャンが必要に
なることがあります。当初なんともない場合でも、少なくとも1週間程度はお子様に何か変わった
ことがないか注意して観察しましょう。症状がよく分からない時や心配がある場合には、やはり
医師の診察を受けておくことが大切です。
室内の固い床や、プールサイド、雨の日の階段やロビー、お風呂の後のぬれた大理石の床など、
シンガポールでの生活では日本と比べて小児の頭部外傷には特別な注意が必要です。
よく滑り所は日ごろから子供に気を付けるよう伝えておくのも重要です。
小さいお子様をお持ちのご家庭では、ベッドの下やソファ周辺、転倒しやすい場所に布製のラグや、
センターカーペット、プレイマットなど軟らかいものを敷いておきましょう。
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★クリニックからのお知らせ |
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●インフルエンザ予防接種
インフルエンザは日本などでは冬季に大きな流行がみられますが、シンガポールでは年中
感染がみられます。特に北半球の冬に当たる11月〜2月と南半球の冬に当たる
5〜7月に多いと言われています。在星邦人の方は11月〜2月は感染を警戒して多くの方が
予防接種を受けられますが、予防接種の効果は半年位と言われていますので、それ以外の時期も注意
しましょう。
当院では常時インフルエンザ予防接種を承っていますので、ご希望の方はEメール、電話などで
お申し込みください。予防接種は健康診断の時にもお受けになれます。
●健康診断書作成のご案内
当院では受験・入学・入園時に必要な健康診断書の作成を常時承っています。
◇学校所定の用紙と母子手帳(ある場合)をお持ちください。用紙の内容に従って必要な検査を行います。
◇予約無しでも結構ですが、なるべく事前に電話67348871またはEメールでご連絡ください。待ち時間の少ない時間帯をご案内します。
◇診断書は原則として当日作成します。(血液検査の含まれる場合、当日外来診察をお受けの方が多い場合は、
後日となることがあります。お急ぎの方はご相談ください。)
●エンプロイメントパス、ディペンダントパスなどのための医療検査
エンプロイメントパス、ディペンダントパス、Long-term Social Visitパスなど、長期滞在ビザのための医療検査をうけたまわっています。
◇ご用意いただくもの: 医療検査用紙(許可通知書に添付されています)、許可通知書、パスポートまたはそのコピー(ご本人確認のため)
*検査が必要かどうかは、ビザの許可通知書の中に示されています。「許可通知書を受け取ったが、検査が必要かどうかよくわからない…」という方は、当院まで遠慮なくお問い合わせください。
●医療講習会のお知らせ
シンガポールで生活を始めたばかりのお母様方、初めて子育てをされる方のために毎月、日本人小児科医師と看護師による医療講習会を行っています。(無料)
◇次回日時: 4月28日(火) 午後3時 (所要1時間)
◇内容: 当地で気をつけたい子供の病気、予防接種、救急について 医師と看護師がお話と質疑応答いたします。
◇お申し込み: Tel: 67348871 または Eメールで承っています。
●医師休診予定日
各医師の休診予定日と健康診断・予防接種担当日は
こちらでご覧になれます。
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≪JGH Webニュース・バックナンバーのご案内≫
・Webニュースへのご意見、ご要望はこちらまでご連絡ください。
ジャパン グリーン クリニック
Tel: 6734 8871 Fax: 6733 1213
JGH デンタル クリニック
Tel: 6235 7747 Fax: 6235 1335
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(2009年3月31日掲載(情報は改定されることがあります))
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