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一時帰国や近隣国への旅行、そして本帰国や異動と、何かと渡航の機会の多いのが海外生活ですが、シンガポールからの旅行、飛行機での旅行の際の注意事項についてまとめてみましたので、ご参考になさってください。
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出発の前に |
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予防接種、予防薬、防蚊用品 |
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東南アジアの国々に出張や旅行することの多い方は、予防接種をしておくと安心です。一度に複数の接種は可能ですが、完了するまでに半年かかるものが多いので、早めに医師に相談して接種を開始しましょう。主なものとして、破傷風(3回接種)、狂犬病(3回)、腸チフス(1回)、A型肝炎(2回)、B型肝炎(3回)などが挙げられます。冬季に日本など北半球地域への旅行される方、特に乳幼児や受験生とそのご家族は、インフルエンザ予防接種も検討しましょう。
アフリカなど、マラリアの危険地域に行かれる方は、予防薬の服用・携帯が必要です。また、現地で夜間外出時は長袖、長ズボン、帽子の着用、蚊よけクリームの塗布、また、蚊帳、蚊取り線香使用なども必要になります。防蚊は、デング熱や日本脳炎の対策のため、東南アジアで旅行する時にも行なった方がよいでしょう。
アフリカや南米に行かれる方は、黄熱病の予防接種が必要です。
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妊娠中の方 |
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妊娠 36週 以前の特に合併症のない妊婦の飛行機搭乗は、特に問題ないとされていますが、まずは主治医に相談してから旅行の計画を立てるようにしましょう。また、現地で異常が起こっても困らないように、信頼できる医療機関にすぐに受診できない土地は避け、また、主治医の緊急連絡番号を忘れずに携帯しましょう。なお、お腹の目立ってくる妊娠の中後期は、搭乗の際に診断書が必要になりますので、検診の際にもらっておきましょう。
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飛行機搭乗の際の健康管理 |
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気圧の変化 |
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離陸後や着陸前の上下降時には、気圧の急激な変化で鼓膜が押され、耳が痛くなることがあります。この時、つばを飲み込むなどして「耳抜き」をしてみてください。鼓膜に異常のある方は、あらかじめ耳鼻科を受診しておきましょう。また、航空機内や高山などの気圧の低い所での飲酒は、酔いが回りやすいので気をつけましょう。。
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乾燥する機内 |
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年中多湿のシンガポールに住んでいると、乾燥に弱くなりがちです。機内や日本の乾燥した空気から鼻腔を守ってくれる、マスクが役に立ちます。適度の水分補給も行ないましょう。アルコールは脱水を起こしますので注意しましょう。 |
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乗り物酔い |
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乗り物の揺れにうまく対応できないと、自律神経が刺激を受け、胃の不快感などの症状が出るようになります。下を向いての作業や読書をすると起こりやすいので、離着陸時や乱気流のある時はそうしたことはやめましょう。生あくびが出るようになったり、顔色が悪くなったら、酔い始めたサインです。そんなときは襟元やベルトを緩め、何か別のことを考えるようにしたり、窓の外をみるなどして気を紛らわしましょう。酔いに対する不安感や疲労、睡眠不足が酔いを促すこともあるので、特に酔いやすい人は注意しましょう。酔い止めの薬を用意しておくとよいでしょう。服用は、事前でも症状が出てからでもかまいません。 |
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深部静脈血栓症 |
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長時間座ったままでいると、下肢の深部静脈内で血液の流れが悪くなって塊ができることがあります。これが血流に乗って肺に移動すると、肺の血管に詰まって(血栓)、呼吸困難や胸の痛みに襲われ、生命が危険にさらされることもあります。エコノミークラス症候群という名でも知られていますが、座席クラスに関係はなく、また、自動車内や劇場、長時間のデスクワークなどでも起こり得ます。血栓は、乾燥する飛行機内では特に起こりやすいと考えられています。予防方法としては、時々通路を歩く、座っていても足を動かす、水分を多く摂るなどが挙げられます。また、飲酒やカフェイン摂取はほどほどにしましょう。中高年以上の方、既往歴・家族歴のある方、妊娠中・出産後間もない方、下肢静脈瘤のある方、心臓血管系疾患の既往のある方、経口避妊薬を含むホルモン療法を受けている方、大きな手術を受けて間もない方等がロングフライトに臨まれる場合は、特にご注意ください。 |
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行き先別注意事項・現地でのアクティビティ |
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日本に行かれる方 |
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冬季の場合、 風邪 や インフルエンザ には十分に注意しましょう。 マスクの着用、 うがいと手洗いの励行と、十分な睡眠とバランスの取れた食事、規則正しい生活により、抵抗力を維持することを心がけましょう。また、 スギ花粉症 のある方は対策をお忘れなく。抗アレルギー剤 (花粉症の症状を出にくくする薬)は、飲み始めてから2週間前後に効果が現れますので、一時帰国・本帰国の前に、早めにご相談ください。 |
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東南アジアに行かれる方 |
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現地では火の通っていない食事や水道水、氷は避けて、下痢症や 食中毒 、腸チフス、アメーバ赤痢や A型肝炎 などの 経口感染症 を予防しましょう。また、旅行の時は野外で過ごすことが多くなりますので、暑さ・日射対策と水分・塩分の補給で、 熱中症 を予防しましょう。万一、熱中症になってしまった場合は、衣類を緩めて涼しい所に移し、スポーツドリンクなどで水分・塩分を同時に補給して、速やかに医師の手当てを求めましょう。デング熱や日本脳炎対策のため、蚊にも気を付けてください。
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旅先でダイビングをされる方 |
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ダイビング中は水圧の影響で体内に窒素が溶け込んでいきます。ダイビングの後、急激に圧力が下がると、この窒素が体内で気泡化して血流を疎外するなどして、頭痛、吐き気、全身の筋肉痛、知覚麻痺や足のしびれなどの症状( 減圧症 )が起こります。また、体調が悪いと症状が起こりやすいと言われています。飲酒や睡眠不足には気をつけ、ダイビング時間や深度に応じた十分な時間をおいてから搭乗するようにしましょう。また、体験ダイビングをする方も、目安として 24時間以内の搭乗は避けましょう。
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JGH旅行医療相談
アジア・アフリカ等の僻地・非健康地域への出張・旅行をされる方には、当院の旅行医療担当の医師が、必要な予防接種の施行、予防薬の処方と、行き先に応じた病気予防・健康管理のアドバイスを致します。ご予定のある場合は、早めにご相談ください。ご来院の際は、事前に電話 67348871または Eメール で、ご連絡ください。 |
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