水痘は、発疹と発熱を主症状とした伝染性の強い病気で、5歳までに約80%の子供がかかるといわれています。健康な小児は一般に軽症で済みますが、中には長引いたり重症化することもあります。
原因と症状
水痘(水ぼうそう)の原因は、水痘・帯状疱疹ウイルス(Varicella-zoster Virus)による感染です。潜伏期間は13〜17日で、感染後14日前後に発疹が出ます。発疹は丘疹→水疱→膿疱→痂皮(かさぶた状)と移行します。水痘にかかると通常38℃前後の熱が2〜3日続きますが、40℃を超えることもあります。
合併症としてはまれに肺炎・肝炎・心内膜炎・小脳炎・血小板減少性紫斑病があります。また、水疱を引っ掻くなどして細菌の二次感染を起こすと瘢痕が残ることがありますので、極力触らないように気を付けましょう。妊娠初期の妊婦が水痘にかかると先天性水痘症候群(四肢低形成・皮膚異常・小頭症など)の子供を出産する可能性がありますので注意が必要です。
感染と予防
感染経路は、水痘の患者さんからの飛沫もしくは、空気感染および接触感染と言われています。感染時期は「発疹出現から水疱が痂皮化するまでの7〜10日程度」です。家族内感染の可能性がある場合は、ご家族で一番最初に感染した人の発疹出現の2日前から感染の可能性があると言われています。この水痘患者と接触後72時間以内にワクチン接種をすると感染を予防できると言われていますので、今までに水痘にかかっていない方、あるいは、水痘のワクチンを打っていない方は、医師にご相談ください。
水痘は自然感染の場合、生涯免疫を獲得します。つまり一回かかったら一生感染はありません。
登校・登園に関して
発疹が痂皮化するまで他の人への感染源になるので通常その間は登校・登園は禁止されます。完治したかどうかは再診して医師の診断を受けることをお勧めします。再登校・再登園には治癒証明(完治したので、登園・登校可能である証明書)が必要なことがあるので、各幼稚園・学校に要不要を確認して、必要ならば再診の際に医師に発行を依頼しましょう。
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