| A型肝炎のワクチンがありますので、渡航前に接種された方も多いことでしょう。接種は1歳以上の方が対象で、合計2回行われ、その間隔は6ヶ月が目安です。日本では初回、1ヵ月後、6ヵ月後の合計3回接種です。日本で完了できなかった場合は、シンガポールで残りを接種してもかまいません。A型肝炎とB型肝炎の混合ワクチンもあり、これは16歳以上が対象で合計3回接種です。接種の際は、予防接種記録カードや母子手帳を持って医療機関を訪れましょう。なお、A型肝炎にかかってできた抗体は一生存続しますが、予防接種で出来た抗体は数年で消失すると言われています。抗体があるかどうかは、健康診断などの機会に検査をしておくとよいでしょう。
※予防接種をしたことがないのに抗体が出来ている人が時折いますが、これは過去にA型肝炎にかかったことがあるためです。A型肝炎は子供のうちにかかると症状が比較的軽くてすむので、感染してもそれと気づかない場合があります。これは日本の衛生環境がまだ良くなかった時代を経験された年配の方などに時々みられるケースです。 普段の食事では、火の通っていない魚貝類(特にローカルもの)が要注意です。ローカルフードではラクサやオムレツなどの中にコックル(Cockle)やかき(Oyster)が入っていることがありますので、口にしないようにするか、注文の際に貝類だけ除いてもらうようにするとよいでしょう。また、近隣国への旅行中の食事で感染することも少なくないと報告されています。経口感染する病気はA型肝炎の他、まだワクチンのないE型肝炎、食中毒、腸チフス、コレラ、アメーバ赤痢などもありますので、旅先でも火の通り具合には気をつけ、生水や氷は避けて、安心して食事しましょう。
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