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歯の楔(くさび)状欠損

毎日しっかり磨き、口の中の汚れも少なく、むし歯も見当たらないことが多いにもかかわらず、上・下犬歯からその奥2〜3本の歯と歯ぐきの境目あたりの歯面が楔状に削れてしまっていたり(くさび状欠損)、歯ぐきに小さな傷がたくさんついていたりすることがあります。この歯の楔状欠損は皮肉なことに歯磨き粉に混入された研磨剤の長期使用や硬い歯ブラシでしっかりごしごし磨いた結果、歯が少しずつ削り取られたものです。歯磨き粉をたっぷりつけて、硬い目の歯ブラシで磨いた方が歯垢や歯石がよく落ちると思われがちですが、歯垢は軽くブラッシングすれば容易に取り除けます。ただ歯石にいたってはどんなに硬い歯ブラシで強く磨いても取れるようなものではありません。

 

 

 

楔状欠損が起こってしまうと、比較的やわらかい象牙質と呼ばれる歯の組織が露出するため「むし歯」になりやすくなったり、この削れた部分に歯垢がたまって「歯肉炎」になりやすくなったりします。また歯が削れて薄くなるために痛みや冷たいものがしみるといったような症状(知覚過敏症)も現れます。これらの症状がない限り、急いで処置を受ける必要はありませんが、一般的に楔状欠損に対しては削れた部分に歯科治療でプラスチックの一種を充填修復する処置を行ないます。しかしながら治療を受けてもブラッシングの方法を変えなければ再び生じてくるのが " 楔状欠損 " です。

 

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