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歯科治療
1.
むし歯の治療
 

むし歯の治療は、細菌が歯の神経に到達していない小さく浅いむし歯の場合と神経にまで到達している大きく深いむし歯の場合とに大きく二通りに分けることができます。小さいむし歯の場合、歯を削って金属やプラスチック、陶材などを充填することで治療が可能であり、治療期間も1〜2回で終了します。しかし大きなむし歯の場合、神経の治療をした上で、むし歯によって生じた大きな歯の欠落部分を補填する必要がありますので、多くの場合5〜6回以上の治療期間を要すると思われます。診察時に歯科医師と治療について十分相談されるとよいでしょう。

 

 

2.
歯周病の治療

歯を支える組織(歯ぐき、骨、歯と骨をつなぐ組織(歯根膜))が細菌の刺激によって破壊される病気が歯周病です。そもそも口の中は健康な人でも常に細菌がいる状態で、それらが増殖して、歯の表面に歯垢(しこう)を形成します。歯垢とはいわば細菌のかたまりであり、これが歯周病の根本的な原因です。歯石は歯垢にカルシウムが沈着してできるもので、表面が粗造なため、除去しないと歯ぐきを刺激したり細菌の増殖を助長することになります。また、歯磨きでは落とすことができません。つまり、歯周病の予防はこの歯垢や歯石を清掃することから始まります。

歯周病は歯の根っこ(歯根)に付着した細菌が歯の周囲の骨(歯槽骨)を溶かしていく病気です。一度溶けてしまった骨を元に戻すことは非常に困難であり、歯周病の治療は基本的に歯根に付着した細菌(歯石)を除去し、再び付着しないように定期的な歯・歯周のケアを継続することによって行なわれます。

 

軽度の歯周病の場合、歯石は歯と歯ぐきの境界にある溝(歯肉溝)の浅い部分に沈着しているため、除去も比較的容易で麻酔も必要なく一回の治療で終了します。しかし、重度の歯周病の場合には、歯肉溝の深い部分にまで歯石が沈着しているため、除去には局所麻酔が必要となり数回の治療が必要となります。

 

また、歯石を一度除去しても定期的なケアをうけずに放置すると、再び歯石が歯肉溝深部に沈着してしまうため最初の治療が無駄になってしまいます。治療の際には歯科医師と定期検診の間隔やブラッシング時の注意すべき点などについて十分に相談し、各自の口腔内の特性に合わせた治療計画を立てていくことをお薦めします。歯磨きは毎日の同じ動作のくり返しですから、自分の癖が出やすく、磨き残しは他人に指摘されないと分からないものです。磨き残した場所から歯周病は進行します。ですから、一年に2、3回は歯科医院で磨き方のチェックや歯石除去などを受けることによって、より効果的に歯周病を予防することができるでしょう。

 

自分で行う歯周病予防

歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどの器具を上手に使いましょう。歯ブラシの最も効率的な使い方は、歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先を軽く押し付けて細かく動かして磨く方法です。この方法を時間をかけて、一本ずつ磨くように行ってみてください。また、歯と歯の間の隙間には、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことも効果的です。

 
3.

義歯(ブリッジ、有床義歯)の治療

不幸にして歯がなくなってしまった場合、これを放置すると近接する歯が移動して噛み合わせに異常が生じたり、汚れがつきやすくなったりします。また、別の歯にかみ合わせの負担が集中することによって、結果的に他の歯の寿命を縮めてしまうことになります。

 

このため歯がなくなった部位に歯の代わりになるものを入れる必要がありますが、この歯の代わりになるものを義歯と呼び、代表的なものとして「ブリッジ」や「有床義歯(入れ歯)」が挙げられます。ブリッジとは、なくなった歯に隣接する歯を土台にして「橋(ブリッジ)」をかけるように修復し、接着材にて固定する方法で、装着すると取り外しすることは出来ません。一方、有床義歯(入れ歯)とは残っている歯に金具をかけて、喪失した歯の代わりになるものを歯の喪失部位に装着する方法で、毎日就寝前に取り外してお手入れをしていただく必要があります。

 

一般的には、欠損した歯が少ない場合にはブリッジ、多い場合には有床義歯(入れ歯)を選択しますが、最終的には口の中の状態、残っている歯への影響、義歯装着感などを考慮して総合的に治療方針を選択する必要があります。

 

有床義歯やブリッジはそれぞれ共に利点と欠点がありますので、各自の口の中の状態に最も適した義歯を装着するために歯科医師と十分相談することをお薦めします。

 

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