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むし歯は、歯の表面に付着した歯垢(食べかす)の中に存在する細菌が、摂食した砂糖などの糖類を分解して酸をつくり出し、これによって歯の表面のカルシウムが主体の結晶(ハイドロキシアパタイト)が溶かされてしまうために起こります。 |
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口の中に糖分が入ると、歯垢中の細菌は数分で歯を溶かす酸をつくり出しますので、食事をしても、おやつを食べても、そのたびにカルシウムが失われていることになります。だからといって、おやつや食事ですぐにむし歯になるというわけではなく、唾液の働きによって、一度溶け出したカルシウムは再び歯の中に取り込まれて修復されます。ところが、一日のうちにおやつやジュースを何回もとったり、歯磨きで歯垢が十分に取り除かれないでいると、この修復が間に合わずむし歯になってしまうわけです。 |
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ところで歯の表面のカルシウムの結晶(ハイドロキシアパタイト)にフッ素が取り込まれると、細菌のつくり出す酸に対してより溶けにくい結晶(フルオロアパタイト)が形成されます。この結晶が形成されるとむし歯になりにくくなります。 |
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そこで、むし歯予防に対してフッ素を含んだフッ化物の応用が全身的そして局所的に行なわれています。東南アジアではシンガポール、マレーシア、ベトナム、タイ、香港、フィリピン、台湾などで水道水にフッ素を含む全身的応用が実践されています。 |
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局所的応用には、歯科医院で受けることができるフッ化物を歯面に塗る方法や家庭単位のフッ素を含む歯磨剤やフッ素入り洗口剤を使用するなどの方法が挙げられます。 |
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個々に適したフッ素応用は定期的な歯科検診を受け、個人の食生活などの特性やう蝕リスク要因などの口腔内環境評価からフッ素使用の具体的方法を歯科医師と相談されるとよいでしょう。ただフッ素を使用すれば歯が溶けなくなるというわけではありませんので、歯磨きでしっかり歯垢を落とし、間食やおやつの回数、摂取時間を少なくするなどの食習慣に気をつけることがむし歯予防に大切であることはいうまでもありません。 |
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